定年の勉強

定年まで後1年と数か月という事に気付き,定年の参考書(?)を4冊買って読んだ。メモ代わりのレビュー。

「定年準備」 楠木新 中公新書

ベストセラー「定年後」の実践編とある。なんだかとりとめもない話がだらだらと続いており,途中で読むのをやめようかと思ったが,ちょうどそこらへんでちょっと目新しい話が登場し,結局最後まで読んだ。
しかし,何が言いたいのかは良くわからなかった。
たぶん,前著の「定年後」がよく売れたので,急遽作った第2段ということなのだろう。それにしてもこの文章は編集者がもっと手を入れてしかるべき。
もしくはリライターを使うべきレベルだ。
「なぜ地獄と極楽があるのか」という小見出しの文章の途中に,突然山田洋治の「家族はつらいよ2」の紹介がはいり,「いわゆる「無縁社会」が一つのテーマだ」とまとめたとおもったら,今度は加藤仁の著作の話に突然変わる。
おいおい,家族はつらいよの話はどうなったの?
これだけ貶しておいて,買おうと思う人はいないだろうが,安く買いたい人はこちら⇒https://mercari.com/jp/items/m86983792748/

「定年バカ」 勢古浩爾 SB新書

定年バカ (SB新書)

定年バカ (SB新書)

色々な定年の指南書をばっさばっさと切り落とす。爽快な読み物。
この本が一番共感できた。
でも,マンションのローンだけは定年までになくしておけという…。
去年,マンション衝動買いしてしまったので,それは無理というものなのですけど。
面白かったけど,これも売ります。⇒https://mercari.com/jp/items/m93136354662/

「定年前後の「やってはいけない」」 郡山史郎 青春出版社

この著者の主張は45歳までは人間の能力は伸びるけど,そこから先は無理だから45歳で定年にして早目に人生の後半戦に取り組むべきという事。
最初の楠先生と違って,文章が論理的なのでとても読みやすい。頭のいい人なのだろう。
でも,途中からだんだん「俺の言うことをきいていれば間違いないから」風のお説教を感じるようになってきて嫌になってきた。
宝くじは還元率が悪いのでやってはいけない,などと中学2年生で確率を学べばわかるようなことを偉そうに語っているのも鼻にかかる。
あの読者を馬鹿にしている朝日新聞の記者が書くような記事みたいな匂いを感じた。
でも,買いたいという方は⇒https://mercari.com/jp/items/m90896443228/

「定年入門」 高橋秀実 ポプラ社

定年入門

定年入門

著者は定年のないライター。
定年を迎えた様々な人のインタビューをまとめた本である。
もちろん人選と文章の上手さの所為だろうが,登場する人物がみなちょっと変わっていて面白い。
ところどころに織り交ぜられるトリビアも読者を飽きさせない。
でも売るよ⇒https://mercari.com/jp/items/m42439996318/

必読書を思い出した

いじわるばあさん全6巻セット

いじわるばあさん全6巻セット

おいらは昔から意地悪爺さんになりたいと思っていた。
そこで参考書として「意地悪ばあさん」を読むことにした。
注文しなくては。