花とは何か?

花とは何か?人間だったら,どの部位に当たるのか?そういうことをそういうことを考えたことがあるでしょうか?

被子植物の花の形態

これをみると,要するに花とは植物における性器であるということがわかります。

以前,職場の同僚に花の写真を撮るのが趣味という方がいて,
「それじゃぁ,俺は性器の写真を集めている変態ぢゃぁないか」
と抗議されました。
しかし,事実だから仕方ありません。ただ変態とは思いませんが。。。

花は植物の性器である。と,こう認識した上で,一面の菜の花畑*1などを眺めてみると,また違った趣を感じることができます。おぉ,みんな元気だのぅ。頑張って繁殖せいょ。。。

しかし,もう一歩踏み込んで考えて見ましょう。

人は性器としての花に惹かれるわけではありません。
ヘレボルスの花の構造
これをみると蜜腺まであります。花が美しいのも,いい匂いがするのも。蜜までなめられるのも,これらは植物どうしのためにあるものでないことは明らかです。
そうです。花は虫や鳥を呼び寄せるためにあります。

昆虫という生物が発生したとき,これを延長された表現型*2として利用することを思いついた(比喩的表現)被子植物裸子植物を駆逐したわけです。
人の遺伝子の中の,虫や鳥と共通する部分が,花が放つセイレーンの歌に魅せられてしまうのでしょう。
虫の気持になって,カメラにマクロレンズを装着して接近していくのも,また趣のあることであります。

*1:ああ,はやく春が来ないかなぅ

*2:延長された表現型サーチ