サンタは存在するか

この時期になると,「何歳までサンタを信じてた」とか,自分の子どもは「何歳まで信じさせていた」なんて話がもちあがる。今日は,「サンタは実在する」という命題を証明してみたい。

サンタの定義:クリスマスになると子どもや女の子にプレゼントを入手させる存在。
存在証明:もしサンタが存在しなければ子どもはプレゼントはもらえない。
 しかし,毎年クリスマスになると多くの子どもはプレゼントをもらえる。
 よってサンタは存在する。 (Q.E.D.)

.....簡単だった。

もし,世界中の人たちの脳みそからサンタに関する記憶をぽろっと抜き去ったということを想像してみればわかる。「プレゼントがほしい?なに寝言を言っているんだ。クリスマスってのはイエスさんの誕生日を祝う日だぞ。なにが悲しくておまえにプレゼントやらなならんねん」と,こうなるはずだ。これが,なぜイエスさんにでなく子どもにプレゼントを???と疑問符を出さずに世の中をスムーズに進めているのはサンタの存在なくしてはありえないというわけである。

もうちょっと,ファンタジックに書いてみよう。

あなたがサンタだと想像してみてください。
世界中の子どもたちにプレゼントをあげたい。年に一度くらいたなぼたの喜びを感じたっていいじゃないか。
では,どうやってプレゼントを用意するか。
莫大な資金が必要になる。
一人の力では実現できないことは明らかである。
そこでサンタは考えた。サンタの遺伝子(ミーム)を広めよう。クリスマスになると子どもにプレゼントをあげたくなる特性を持つ記憶を大人の脳髄の中に忍び込ませよう。
そして,その試みは成功した。