茶飲料の製造業者へ提言

いやいや,最近の茶飲料はどれもこれも美味しくなった。いままで,この分野の開拓者である伊藤園の製品を愛飲していたが,たまにはいろいろな業者に浮気したくなる。
さて,最近ゴミの回収方法が変わって,ペットボトルは捨てるのが面倒なことになった。キャップを取り,中を水洗いして,シールを剥がし,ペットボトルをつぶして出さないと回収してくれないそうだ。
先ほど,明日の回収日に向けてひたすらこの作業をこなしてきたのだが,一番のネックになるのがシールの剥がし作業である。
楽なのはDIETコーラで,これは帯になっているだけだから,つぶせば自然に剥がれてくれる。一番面倒なのが,お茶飲料なのである。
お茶のボトルは総じて上から下まできっちりシールしてあるのである。どのメーカーも破きやすいように点々の穴を開けており,配慮してあることはわかる。しかし,DIETコーラと比べて剥がしにくいのは歴然だ。
おそらく,日本人にはお茶に対して「緑色」という実体のないイメージが付着しているというのだろう。抹茶じゃないのだから緑色のはずがないのに……。そこで,各メーカーともシールで緑色に粉飾する。
しかし,だ。お茶飲料もこれだけ普及してきて,味も甲乙つけがたくなった今,選択の基準は「捨てやすさ」になってきたといえないだろうか。メーカーの諸君,DIETコーラ式のシールで済ませたお茶飲料を販売してください。私は迷わず,その製品を買います。天然カテキンが多少少なくたってかまいません。