荀子

風日記HARD3向きの内容かもしれないが,ちょっとだけ将棋にかするのでご勘弁。


5番の妻木貴雄氏作で引っかかって,もう寝ようかと思ったのだが,ちと思い出したこと。
妻木さんはあちこちで書いているが,私の高校の先輩である。
この妻木さんと私のちょうど真ん中辺ぐらいの先輩がいて,Fさんという。
このFさんが,日頃から座右の銘として「Think globally , act locally」という言葉を
唱えてくださる。
そこで,私は,
なんでわざわざ英語なんだ。日本には「着眼大局,着手小局」という立派な言葉が
あるのにと,意見を申し上げていた。


最近,この「着眼大局,着手小局」という言葉がいったい
誰の言葉か気になってきた。
将棋か囲碁の偉い人の言葉だろうと信じ込んでいたのだ。
ところが,ぐぐってみると,どうも荀子にある言葉らしい。
だとしたら,先の「Think ...」も荀子の英訳という可能性も出てくる。
これは荀子を読んで見なければなるまい。


金谷先生の岩波文庫版は品切れだったので,しかたなく中公クラシックの「荀子」を購入。
読んでみるが,ちっともお目当ての言葉は登場しない。
この本はちと抄訳すぎたのか!?


もし,この辺の事情に詳しい方がいらっしゃったら,
どうぞ,ご教授願います。

藍より青く」というのは荀子だということは知らなかった。
しかも「勉学することをやめちゃぁ駄目だよ」という意味だとは知らなかった。。。