読みました


どちらかが彼女を殺した

どうもルールがよくわからない。
帽子パズルみたいに「主人公が判断できた」という事実をヒントにするならば,
犯人はこっちだなということはわかるのだが,
主人公がなぜ判断できたかはいまひとつ理解できない。
加賀刑事には好感持てた。鬼貫刑事懐かしいな。鬼貫モノなにか読もうかな。


すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER

孤島密室物というのが嬉しい。そこから両手両足のない花嫁姿の死体が登場とくれば,
引きはもう完璧。
ただ,動機が最後まで納得できなかったし(特に3人目は),作者自身が語っているように
「抜け道があるというのは禁じ手」そのものだと密室トリックは思う。
Fについても最初のヒントが強力すぎる気がします。
女の子の名前がモエでなかったら,少しは感情移入できたかもしれないのに。。。


なんだかきびしめの感想になってしまったけど,どちらも楽しく読めました。
小説といえば夢枕獏新宿鮫しかここ数十年読んでいなかったので新鮮でした。
また,おもしろいのがあったら教えてください。