マリさん,どうしたの


長編(5)を追加しました。長編(4)も作意をつけるなど更新しました。


看寿賞選考経過が読み応え十分。
(柳田さん,本当にいつ寝ているのでしょう?
楽しませていただきました。ありがとうございます。)
1次投票では4票集めた「妖精2」が2次投票では1票もとれないとは,
長編分野の厳しさがひしひしと感じられます。
その中で圧倒的な強さを示した「木星の旅」は傑作中の傑作。
あたらめて,受賞おめでとうございます。


一方で不作と言われている短編分野。
有吉澄男さん作,この形で出来ている(余詰がない)ということは驚異ですが,
手順は初形から予想されるソノママでした。
(柳田さんの推測とは意見を異にします。57角,68飛の配置では
この収束を予想するのが普通でしょう。すると初手は44銀に決まりです。)
中村雅哉さん作は有吉作より悩みましたが,
やはりこの収束は共感できる人,出来ない人分かれてしまうところだと思います。


ここで話題が横道にそれていってしまうのですが,中村作への橋本委員の評
「銀がナイトのように移動する大ソッポに感動」で思い出した故山本民雄さんの
作品を2つ紹介します。

山本民雄196805.gif

山本民雄196907.gif


いずれも易しいし,中学校のほうは余詰もあるので,
おそらくどこにも紹介されないであろう作品です。
そんな作品を並べてみました。