第5話 そっぽ(2)

詰将棋パラダイス 1978-10改


発表時は28馬・48歩の替わりに29金であった。
48歩は初手39馬を消すための配置だから、金だったら不要なのだ。
では、なぜ金を馬に換えたかというと、変化を割り切るためである。
当時は「変化長手数」が認められていたので、2手目58間駒に対しては、
37龍、47合、同馬、67玉、56馬まで7手駒余りという変化処理で通用したのだ。