教養が試される341語

知らない日本語 教養が試される341語

病膏肓に入る

この手の本は大抵,膏盲は間違いである云々という説明から入るのだが,この本はそのような余計な(?)寄り道は一切無し。気合が入っている。序文で「難語難解辞典ではない」「われわれが日常ごく普通に話したり書いたりする言葉......」とあるが,とても挑戦的で良い。

肌に粟が生ずる

寒さや恐怖のせいで肌にぼつぼつができること。......だそうな。感動して肌にぼつぼつができるときにこの言葉を使うのは誤用だという。とすると,「99飛」に対するかの方の評は誤用だったんだな。私はあの評でこの言葉を覚えたのに。

三省堂国語辞典

著者はこの辞書を褒めている。私はずっと広辞苑だ。ちと重いけど枕にもなるし。でも気になって本屋で立ち読みをする。新明解の方が良さそうな気もするが,結局どちらも買わなかった。
ふと「酢豆腐」を思い出す。
落語からできた言葉で「半可通」という意味だ。しかし,角川国語辞典だけは「豆腐に酢をかけた食品」と言い張っている。確認してみたら,まだ,言い張っていた。