看寿賞投票(つづき)


3月4日のエントリーについてTETSUさんが次のように書かれた。


平成16年度看寿賞投票
詰将棋メモ


同じように考える方が多いのか、例年投票者が極端に少ない。
しかし、この投票は、看寿賞を決定するための投票ではなく、候補作をいろいろな人からの投票によって広くピックアップするのが目的であるから、自分が見ている範囲で看寿賞にしたい作品があったら投票すれば良いのだと思う。
何より看寿賞は全国大会とあわせ、年1回のお祭りだから、盛り上がらないとおもしろくない。
どんどん投票しましょう。


昨年はネット上の作品は議論の末対象外とされたが、
今回は 「毎年1月1日から12月31日までに発表されたすべての詰将棋作品を対象とする
(新聞・雑誌・単行本等の作品は、その発行の日付による)」 とあり、
ネット上での発表作品を投票しても良いようだ。


なるほど,ごもっとも。わかりました。
前言撤回,投票します。
渾身の鑑賞眼をもって選定します。
自慢の鑑賞力を,
皆で競い合いましょう。
各ブログでばんばん議論しながら楽しめばいいのですね。
(それにしても,もっと詰将棋を話題にするblog増えないかなぁ。どんどん増えてくると思っていたのだけれど,予想したほど増えてこない)


ネット上の投票作品も投票してよいとなると,昨年の
解答選手権戦の出題作や,おもちゃ箱の記録に挑戦にも投票できるということだしな。


議論のネタになるかもしれないし,初めに私自身の
看寿賞に対する基本的な認識を書いておこう。


この賞は,作者に対するものではなく,作品それ自身に対する賞であると心得ている。
だから,詰将棋会に対する作者の貢献度のような類はは加味すべきでないというのが私の考えである。(セットで受賞というのにも疑問)


また,賞が作品に権威を与えるのではなく,作品がその賞に権威を与えるものである。
(だから修正図でもよりよい作品が受賞するべき。「驚愕の荒野」は51玉型こそ看寿賞とするべき)


一方でその受賞作品が「今後の詰将棋の開発の方向性」を打ち出すという要素も無視できない。
(「煙」しか受賞しないのだったら新人作家はみな煙詰を目指すだろう。)



追記:


コメントは必読です。
やはり、ネット発表作品は対象外だそうです。