りゅうおうのおしごと!

西遊棋監修とあるし、誰かの紹介を読んでついつい注文したのだが…これが、かのラノベなるものなのか。

主人公は16歳で竜王のタイトルを持つ天才。
そこに登場するのが小学3年生で将棋を覚えて3か月、寿を暗算で詰ますこれまた天才。しかも料理も巧い。そのくせ、日本語はちゃんと発音できない。
姉弟子が中学生のこれまた史上最強の女流棋士。女流タイトル2つもって奨励会で入品している天才。しかも美女。
これらが皆主人公になついてくるのだから意味分からない、ただの妄想ではないか。

昔、ハリーポッターにも驚いたが、もっとゴージャスだ。
こんな主人公に、皆、感情移入して読めるのか?

いかにも、ここで笑わせようという気持ち満々の文章にもどうも乗れない。
続巻は買うとしてもkindleか、ブックオフだな。

あ、一応「詰将棋パラダイス」と「図巧」と「ミクロコスモス」という言葉は登場しました。