妻との会話
今回は,だにいさんのページのなかで一番好きなコンテンツ「妻との会話」をまねしてみました。自分で書いてみると,難しさがわかります。
- 妻
- 会社の広報誌から30字の原稿依頼を受けたの。
- 私
- 30字,それはまた短いな。短歌でさえ31字なのに。
- 妻
- 困ってるの。一緒に考えて。
- 私
- うん,ああ。(上の空)
- 妻
- ひとつ考えてみたの。「因果応報。私これ信じてます。」
- 私
- 四字熟語を使うのか。それならもっといいのがある。
- 妻
- なになに。
- 私
- 「鯨カツ丼」
- 妻
- なにそれ。
- 私
- 行間を読め。
- 妻
- 1行しかないじゃない。
- 私
- 私の今の心情を適確に表しているのだ。外圧による日本の文化への侵略。バイト料が入った時にのみ食べられるあの青春の思い出。そして米。この.....(5分ほど演説する)
- 妻
- それだったら,私なら2文字でできるよ。「天丼」
- 私
- 違う。「天丼」の軽さでは私のこの気持ちは表現できていない。
- 妻
- 同じじゃない。
- 私
- 断じて違う。2文字なら「鰻丼」だ。
- 妻
- ただ,自分の好きな食べ物を言ってるだけじゃないの?
- 私
- ..........(女にはわからん)