妻との会話

今回は,だにいさんのページのなかで一番好きなコンテンツ「妻との会話」をまねしてみました。自分で書いてみると,難しさがわかります。

会社の広報誌から30字の原稿依頼を受けたの。
30字,それはまた短いな。短歌でさえ31字なのに。
困ってるの。一緒に考えて。
うん,ああ。(上の空)
ひとつ考えてみたの。「因果応報。私これ信じてます。」
四字熟語を使うのか。それならもっといいのがある。
なになに。
「鯨カツ丼」
なにそれ。
行間を読め。
1行しかないじゃない。
私の今の心情を適確に表しているのだ。外圧による日本の文化への侵略。バイト料が入った時にのみ食べられるあの青春の思い出。そして米。この.....(5分ほど演説する)
それだったら,私なら2文字でできるよ。「天丼」
違う。「天丼」の軽さでは私のこの気持ちは表現できていない。
同じじゃない。
断じて違う。2文字なら「鰻丼」だ。
ただ,自分の好きな食べ物を言ってるだけじゃないの?
..........(女にはわからん)