お弁当作品3つ

秋の遠足シーズン。ときには詰将棋作家もお弁当を作りましょう。
私も過去に3つのお弁当を作りました。

巨大おにぎり


包みを開けると,そこにはドーンと巨大なおにぎりが一個あるだけという構想です。
これは,小さなおにぎりを3個まとめてまた海苔で包んだというだけのもの。図では省略されていますが,実際にはおにぎりとおにぎりのすき間に卵焼きやウィンナーもはさみこみました。
これは,けっこう受けて,友達みんなに見せて回ったそうです。

びっくり海苔弁


弁当箱をあけると,びっしり海苔。「これはのり弁だな」と食べてみると,海苔の下はご飯ではなくって,スパゲッティ。
ただそれなんですが,遠足から帰ってくるのが待ち遠しくって,帰るなり,「どうだった?吃驚した?」と聞くと,「すごくびっくりした」という短評だったので大満足しました。

ロシアンルーレットのり巻き


これは弁当箱を開けると,びっしり,のり巻き。一つ一つ,中身が違っています。卵焼きやら,ウインナーやら,キュウリやら考えつくものをばしばし巻きました。そして,次は何だろうとほいほい食べていくと,二つだけはハズレがあるのです。
ひとつは,わさび巻。「本生わさび」だけをたっぷり巻いたものです。試食しましたが,かなり効きます。
もう一つは,おせんべ巻。「しゃきっ」という食感が意外性を演出します。
ところが,この作品は失敗でした。「わさび巻」は「ひとつちょーだい」と手を伸ばした友達が引き当ててしまったそうです。「おせんべ巻」は,うっかりしたのですが,作ってすぐの試食のときとは違って,弁当の中でしめってしまって,「しゃきっ」がなかったそうです。これは当然対策を練っておくべき失態でした。